2002年07月25日(当時53歳)
ただ平坦で広い牧草地の ”美ヶ原”。
日本百名山に入れたのは何かの間違いか? 日本百名平原では?
35分歩いて ”王ヶ頭ホテル”に着く。
二人共、平原を歩くだけなので嫌気が差している。
長野県松本市大字入山辺入
標高差:120m
楽な山を楽な道から三山登頂後は ”浅間山”に移動する。 今回は大の男2人がセダンでの移動なので
1泊は民宿に泊ってゆっくりしようとしたが、適当な民宿が見付からない。 長門町の道の駅で民宿を聞くと近くの濱田屋旅館を紹介してくれた。 内湯付きの民宿に泊まりたかったが時間が時間だけに贅沢は言えない。
濱田屋に言って料金の交渉をしてみると朝夕付きで7800円、朝だけならな6000円と言う。 時間が
遅いので晩飯は作りたくない様である。 晩飯抜きで泊まることにする。 ここの女将がメチャクチャ綺麗で、娘もかなりべっぴんだった、一見の価値有り。 晩飯は近くの居酒屋で冷やしうどん、ざるそばをメインに焼き鳥等を食べる。
部屋にはクーラーがなく心配したが夜は充分冷えてくれた。
'02年度の日本百名山行脚
Road Map :霧ヶ峰から県道を走り距離にしても直ぐ隣りの美ヶ原牧場の入口に至る。
Route Map:車止めのある山本小屋から牧場道路を歩き、美ヶ原最高峰である王ヶ頭を往復する。
蓼科山、霧ヶ峰の後、本日、三つの百名山として、美ヶ原を又もや一番ラクチンな
山本小屋から登り(歩き)始める。
だだっ広い牧草地の平坦路を歩き”美しの塔”に着く。
ただ単に鐘が付いた記念塔が立っているだけ。
”王ヶ頭”の方向を見ると下からガスがどんどん上がっており、
アンテナの林立している ”王ヶ頭”は天空のラピュタ的に浮か
んで見えた。 だだっ広い牧草地の平坦路を歩き続ける。
”美しの塔”を経て牛が群れている塩クレ場からガスで天空に浮かんだ様に見える
”王ヶ頭ホテル”に向かう。 標高2千mの高原ではあるが日差しが強く暑い。
ホテル裏側の美ヶ原最高峰である”王ヶ頭”(2,034m)に着く。
ここからの展望はすばらしい。 本来なら後の崖っぷちを登山する
のであろうが今回は手を抜いてしまった。
歩き始めの山本小屋付近から見た ”王ヶ頭”のホテルとアンテナ群。
周辺は一面の牧草地で山登りとは思えなかった。
うつくしがはら
『日本百名山』 どうひいき目に見ても日本百名山に選ばれる山には思えなかった。
深田久弥著の「日本百名山」から
そういう高原の中で第一に挙げたいのが美ヶ原である。ここほどその条件にかなった所もないだろう。(略)その高さに、広さを加えると、まさに日本一かもしれない。
そのさまは尾崎喜八氏の「美ヶ原溶岩台地」にみごとに歌われている。
登り:40分
下り:記録無し
”王ヶ頭”へは山本小屋からが一番近いと思っていたが、自然保護センターからの方が近かった。
”美ヶ原”を山歩きの対象とするなら、
”王ヶ頭”の南側の登山道から登るべきだろう。
”王ヶ頭”へ南側の登山道から登るとなると、この高低差を登ることになる。
2023年12月13日改定